【再掲載】４０４：【ママの】バトルアスリーテス大運動会に登場するアンナ・レスピーギは最強に可愛い【為に！】

本稿記事は、2010年頃に執筆・公開し、その後、非公開にした記事です。
2020年現在『バトルアスリーテス大運動会リスタート』という新作アニメーション企画が公表された事を機に、一部を編集して再度掲載します。（2020/09/02　追記）

※長文注意。

─────────────────────────────────────────
アンナ・レスピーギ
声優：矢島晶子
西暦4982年8月7日生まれ。身長158センチ。3サイズは85・62・87。
辺境のコロニー『クラシック7』の出身。
あかりとクリスのルームメイトで料理が得意な家庭的な少女。
実力ではクリス・あかりに劣るがデータ分析能力に優れ、頭脳でチームに貢献する。
──wikipedia　『バトルアスリーテス大運動会』　登場人物の項目から引用──

テレビアニメ版のビジュアル

正真正銘の女の子。（ＯＶＡ版では男の娘なんです・・・！）
双子の妹であり、姉はエレーヌ・レスピーギ。
訓練校の決勝戦で姉エレーヌを破り、大学衛星への進学を勝ち取った。

バトルアスリーテス大運動会というシリーズは
ゲーム、ＯＶＡ、テレビアニメ、ノベル化をされたメディアミックス企画。
１０年以上前の。
一昨年いきなりスロット化されました。

南極編、大学衛星編、超運動会編と
大きく３つの部で構成されているのですが
大学衛星編以降で登場するのが、このアンナ・レスピーギ。
主人公のチームメイトとなります。


とりあえず彼女の性質を一言で表現すると、
『マザコンヤンデレ怪力少女』といった所。

今回の記事では、そんなアンナ・レスピーギの魅力を
テレビアニメ版を前提にして超駆け足で紹介したいと思います。


まず視聴者が、一番最初に彼女を確認することが出来るのは
第一話のオープニング。一瞬だけ出てきます。

言わずもがな見た目が可愛いくて
初見からティン！と来ました。

大きなリボンがトレードマークのおとなしい感じのコです。
「どんな髪型だ。」と思った読者さんの感想はごもっともです。
ですがこの作品の中では、これでも常識的な方です。

このＯＰは、最終話までこの一種類のみなので
後半のキャラまで全部出てきます。
なので、この娘は一体いつ出てくるんだろう・・・と
ワクワクしながら見た記憶があります。
第一話から”気になるあのコ”だったわけです。

そして本編初登場は、第１１話になります。


～ 第１１話「ガール・ミーツ・ガールズ」 ～
記念すべき本編初登場の瞬間。

地味～な登場です（笑）
完全にモブキャラ。
しかしシンプルながら可愛い制服は高ポイント。

初登場から７秒後に木刀でぶん殴られるという不幸。
（彼女は後に主人公のチームメイトになりますが、なにかと不遇な役回りです・・・。）

アンナ「あ、ご、ごめんなさい・・・」
ジェシー「悪いのは私なんだけど・・・」
アンナ「ううん、私が不注意だったの・・・
ごめんね・・・だから許して・・・。」
ジェシー「いやあの・・・許すも何も・・・」

謝罪するジェシー（左の金髪）だが、
アンナは自分が悪かったのだと言い張る。

一同「何あのコ・・・。」状態。
にしても５０世紀のヘアスタイルぶっ飛んでんな。

おいおい・・・大学衛星に来るということは、
彼女もどこかの訓練校でトップクラスの成績を残したということ。
（実は辺境とはいえコロニークラシック７訓練校での優勝者。）
なのにその自信の無さはなんなんだ・・・。

初登場回から顔に落書きをされるという不幸。
でもその顔もまた可愛いという強キャラっぷり。

初登場回からテロリストに強要されて
宇宙音頭なるものを踊らされる不幸。

クリス「暴力はよくない！」
クリスの行動を皮切りに
生徒達が反撃開始。

アンナ「とおりゃあぁぁーー！！ふぬぅぅー！」
テロリスト相手にアンナの実力の片鱗が垣間見られます。

テロリストを一蹴した直後、
周囲をキョロキョロしながら

アンナ「・・・え？・・・ん？・・・え～～？」

あんな飛び蹴りかましときながら、
なんって白々しい。


ちなみに担当の声優は
矢島晶子さん。
この方・・・クレヨンしんちゃんの
野原しんのすけ役で
有名な方だそうです。びっくりしました。
あのアンナの美少女萌えボイスと同じ人とか・・・。
全然イメージちげえんですけど！



そして大幅に途中の話を飛ばして
アンナ・レスピーギの過去が明らかになると同時に
彼女の魅力大爆発の・・・
～ 第１７話「ごめんなさい」 ～
この回は、アンナの幼い頃の記憶から始まります。

ママの為に「コスモビューティになるー！」と
子供心に誓う２つのオデコ。
※宇宙撫子（コスモビューティ）とは、大運動会優勝者の称号。

プルルル・・・

アンナ「・・・エレーヌもママもどこに行ってるんだろう・・・」

大運動会に出場が決まった事を報告しようと
実家に電話をかけているがつながらず、不思議に思うアンナ。

しかし・・・実はこの時のアンナは自分が大変な事をしたせいで
母もエレーヌも今は病院に居るという事を完全に忘れています。
アンナ自身が記憶障害まで引き起こしているのです。
後から見返すとこのシーンはゾっとします・・・。



予選ではチーム戦でしたが
大運動会本選はトーナメント式の個人戦となります。
今までのようにチームメイトの高い能力に頼ることが出来なくなったアンナ。
そんな彼女に大きな難関が立ちはだかります。

初戦でミランダとのテニス勝負が決まってしまいました。
優勝候補の選手です。
手段を選ばず対戦相手を再起不能にさせる事も厭わない問題児。

たまらず、あかりとクリスに泣きつくアンナだが
コーチから大運動会は個人戦、仲間に頼るなと厳しく諭されてしまう。

分析やシミュレーションを繰り返し
勝つ為の戦略を模索するアンナ。


繰り返し吐き出されるエラー。

追い詰められていく彼女の精神。

頭の中に響くエレーヌの声の幻聴。

エレーヌ「大学衛星に行くんでしょ？」
「ママの願いを叶えるんでしょ？」
「コスモビューティになるんでしょ？」
「大学衛星に行くんでしょ？」
「ママの願いを叶えるんでしょ？」
「コスモビューティになるんでしょ？」
「大学衛星に行くんでしょ？」
「ママの願いを叶えるんでしょ？」
「コスモビューティになるんでしょ？」

ギンッ!!

ガシャッ!!

アンナ「はっ・・・はっ・・・はー・・・はー・・・」
「はー・・・はー・・・」
「ふー・・・ふぅーー・・・・・・」

「ふへ・・・」

声優さんの演技が光ります。
絶妙な演技を苦し紛れに「ふへ・・・」って表現したけど
実際聞くのとではイメージが全く違うはず。

心配して部屋に来てくれたあかりとクリス。
笑顔で「調子はバッチリです！」とか答えたりして明るく振舞うアンナ。
その横には・・・

アンナ「それにミランダ先輩のデータから
使えそうな戦術を10パターン程見つけたんですよ♪」

なんとまぁ流暢に嘘を吐きまくるアンナ。
この画と、アンナのセリフのギャップがなんとも恐ろしい場面です。

（駄目だ・・・）

（このままだと負けちゃう・・・）

アンナ「やっとの思いで大運動会に出場できたのに・・・」

あかりとクリスが帰った後
部屋で一人泣き続けるアンナ。



～　　ここでいったんＣＭへ　　～



そしてＣＭが明けたと思ったら
またもや、時を遡りクラシック７訓練校での決勝前夜。
アンナの実家での出来事。
アンナは母とエレーヌがリビングで会話しているのを聞いてしまいます。

ママ「他の種目ならともかくテニスじゃアンナは勝てないでしょうね。」
エレーヌ「いいのかなー、私ぃ。」
ママ「頑張るのよ。アンナの分まで。」
エレーヌ「うん、わかったよママ！」


アンナ（いや・・・いや負けたくない・・・エレーヌに・・・負けたくない・・・）

負けたくない・・・ッ！！



ガシャッン・・・！！

「負けない・・・勝つ・・・ママ・・・勝つ・・・負けない・・・ママ・・・勝つ・・・。」


いよいよミランダとのタイマンテニス勝負。

ミランダの最初の一撃で
こうなりました。
どうやら腹にクリーンヒットしたようです。


そして意識を失ったアンナの頭に訓練校での決勝戦決着時の光景が蘇る。

「わーい！わーい！」

「やったー！勝ったー！私勝ったー！」

エレーヌに勝利して
すんっげー嬉しそうです。
しかし・・・

ママ「エレーヌ！！」

アンナ「なんで？」

ママ「エレーヌ！！」

「どうして？」

ママ「エレーーヌぅ！！！」

「大学衛星に行くのは
私なのに・・・！！」

「もっともっと勝たないと・・・ママは私を見てくれない・・・」


「くれないんだ・・・・・・」


「私は・・・」

「私は・・・・・・！！」

「ママのっ為に・・・！！」

闘志を取り戻すアンナ。

ミランダとの勝負の行方は一体どうなるのか！？

ここから先は自分の目で確かめて下さい。



１９９７年に制作された
夕方アニメのマザコンヤンデレ娘は
双子の姉の頭をかち割っていました。
当時の俺はもう惚れるしかなかったですね。

──────────────奥付───────────────────
本稿にて引用されている画像は全てテレビアニメ「バトルアスリーテス大運動会」の映像をキャプチャしたものであり同作品の著作権は以下の団体に属します。
Copyright© AIC・iPC/GENEON ENTERTAINMENT・テレビ東京・SOFTEX・WE'VE

また本稿は、「アンナ・レスピーギの魅力を広く大衆に伝えること」を主たる目的とした記事であり、著作者の権利を侵害する意図は一切ありません。
引用した部分について何か問題があれば大変お手数ですがコメント欄にてななＢまで連絡をお願い致します。
問題を認識出来次第、画像の削除など対応致します。
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５０９：新生FF14 いよいよオープンβ間近！！

オープンβの日程が発表されました。
クローズドβ組なので8/16から参加です。

いよいよ一週間後・・・。

・・・・・・・・。


私が最初にFF14に参戦したのは旧版でした。
2010年12月、年の瀬が迫る中だったと思います。

当時はすでにFF14が大爆死を遂げており
糞ゲーという認識がゲーマーの間で広まっていました。
勿論私も知っていました。

だのになぜこの時期に旧14に手を出したのか？
キッカケはPeercast配信です。

そこまで糞ゲーと言われているならどれほどのものか？
という好奇心でした。

クライアントも1000円以下で買えるほど暴落しており
なおかつ月額無料ですので
失敗しても懐は痛まないと判断し、物見遊山で参戦をしたのです。

すぐにその配信者さんの出来立てのリンクシェルに入れてもらいましたが
結局は一ヶ月足らずで、旧14を黙って引退してしまいます。
長く付き合うゲームとは、とてもじゃないけど思えませんでした。
（特に一番致命的なのはUI周り）


ゲームを離れてからも、FF14の情報は逐一チェックしていました。
ちょうどその頃吉田直樹氏がプロデューサーになり
インタビュー記事を読む限りかなり有能そうな方だというのは
実感できましたし、何とかしてくれるのではないかと淡い期待を抱いていました。

が、それが旧14を継続するモチベーションにはなり得ませんでした。
糞ゲーなのを我慢して続けるのではなく
改修されてから美味しい所だけを頂けば良いと判断しました。

新生発表後は、ますますその確信を深めます。
新生してからやればいいだけだと。
あとから美味しいものが出てくるのに、不味いものを食べ続ける道理はありません。

・・・・・・。


・・・・・・・そして時は流れて新生FF14
クローズドβテスト　フェーズ3

この時点で、旧版のデータ引継ぎがなされ
旧14の知り合いと多くの人が再会を果たします。

私もそうです。

黙って居なくなった事に少し負い目を感じていましたが
でもやはり、きちんと改めて挨拶をしようと。

かつてのLSは私が居た頃よりも何倍にもメンバーが膨れ上がっていて
9割以上が私の知らない方たちでした。

なんとかマスターと二人きりで話せる機会がないかと伺います。

テスト二日目でたまたま機会が訪れました。

少しお話しをして
黙って居なくなった事をお詫びしました。
そして、改めてお別れを告げました。
本当にお世話になりました。


ちゃんとケジメを付ける事が出来ました。
気持ちよく新しい冒険がスタートできます。



私は新規サーバーで、新しい世界で全く新しい冒険をスタートします。

しばらくはどこのFCにも所属せずに、気ままな一人旅かな～？





オマケ

生脚パネェ

５０８：新生FF14 第1回画像放出 クローズドβ編

今回使用した画像は
ゲーム内で用意されているプリセット設定のうち、最も低い設定で撮影しています。

色々な部分で妥協している画質なのですが
それでも充分過ぎるほど美しいゲーム画面です。

それではどうぞ。


満天の星空




夜のウルダハで行き交う人をただ眺める


夕焼けの雲が美しい


遠くにいるモンスターもしっかり表示されてます




たまたま見かけたミコッテ。キャラクターの造形も見事です。



森の街グリダニア　非常に美しい風景です。













アーチになっている倒木　印象的なロケーションが随所に配置されています


インスタンスダンジョン内


夕日が綺麗


雨のザナラーン



とにかくこの美しさで、ここまで軽快に動作するのが本当に素晴らしいです。

５０７：ラブライブの主役達はとんでもない才能集団な件

アニメが終わりました。

女子高生である主人公達がアイドルグループを結成し
廃校を阻止するため活動し、
ラブライブというスクールアイドルの祭典を目指して頑張るというお話しです。

見てるうちに、どう考えても彼女たちが
とんでもない才能に溢れた集団であると確信したため
それをメモしようという記事です。

まぁ新結成したばかりの彼女達が
凄まじい勢いで人気アイドルへの階段を駆け上がるわけですから
そりゃ、とんでもない才能集団である事は自明といえば自明なのですが
それを裏付けるようにアニメ内にもちゃんと描写があるんですね。


以下、彼女たちがすごい理由

◆高坂 穂乃果・・・特になし。
こいつは特にないです。和菓子屋の娘というのと少女漫画が好きという事くらい。
なぜアイドルが好きなのかという理由も特に描かれません。
主人公向きの性格というのは良いですが、
ちょっとキャラのバックボーンが弱い気がします。

◆絢瀬 絵里・・・多分、バレエの天才＆ロシア人とのクォーター
素人目に見ても人を感動させられるレベルのバレエ能力。
おそらく幼少期からバレエの英才教育を受けていたと思われる。
バレエの世界は厳しいものでどんなに本気で優秀でも
親族に肥満の人がいると、不合格になったりするそうです。

◆南 ことり・・・服飾デザインの天才＆カリスマメイド
本編中に出てくるライブ衣装は
全てこいつが作っているというから脱帽である。まごうことなき天才。
事実、海外の有名なデザイナーに目をつけられ
スカウトされるというお話しがアニメ終盤の軸となる。
カリスマメイドとしての知名度・話題性も
グループ人気を大きく牽引する要素になり得るだろう。

◆園田 海未・・・多分、名家のお嬢様＆振付の天才。
作中に出てくるダンスの振付は主に彼女担当というから脱帽である。
自宅が、純和風の古風な邸宅。庭園には立派な池まである。
秋葉原近辺にそんな家を持っている時点で、どう考えても名家。
あの園田財閥のご令嬢と思われる。

◆星空 凛・・・卓越した運動神経。
アニメ見てるとわかるが運動神経が常人を遥かに超えている。
おそらく中学時代に、陸上部でインターミドル出場経験アリ。
第2期では中学時代を知る人物に
お前なら陸上でインターハイにいけるのに・・・とかいう展開希望。

◆西木野 真姫・・・ピアノの天才＆作曲の天才
作中に出てくる曲は全て彼女の作曲であるというから脱帽である。
アニメ内にも描写があるが、彼女の自宅はトロフィーや盾で一杯だ。
様々な音楽コンクールで入賞常連だったのだろう。
推測するに、本人は音楽の道を志していたと思われる。
しかし親の意向で医者への道を進まされているのだ。
アイドルという形ではあるが、彼女は音楽の道を歩みだした。
第2期ではそのあたりの描写もあるといいなぁ。

◆東條 希・・・類まれなる霊感の持ち主。
巫女（バイト）でもあり、タロットカードに精通しているスピリチュアラー。
彼女の持つ、運やご利益は計り知れない。
まさにこのアイドルグループにおける女神である。

◆小泉 花陽・・・ドルヲタ
周囲が引くほどのアイドルオタクである。
そのリサーチ能力や解説要員としての貢献度は計り知れない。

◆矢澤 にこ・・・徹底したアイドル意識
アイドルという事に関して最も意識が高いのは彼女。
とにかく自分を飾る。セルフプロデュースが徹底している。
彼女自身もアイドルオタクであり、アイドルのあり方については
一貫した信念や思想があるらしく、アイドルとしてのキャラ作りを徹底している。
また合宿中にも就寝時には顔面パックをバッチリ施すなど
美容への意識も他のメンバーより一段高い位置にある。
とぼけたキャラのせいか、あざとさを感じさせないのは
彼女の最も素晴らしい所だろう。


以上、単なるアイドル活動だけでなく
・衣装
・振付
・作曲
その全てをメンバー内で非常に高レベルでこなしている上に

・カリスマメイド
・バレエダンサー
・陸上インターミドル出場経験者
・霊能力者
・アイドルヲタ（市場調査能力）
・他の追随を許さぬ高モチベｰションの持ち主

などを擁する
凄まじい才能集団である。
証明おわり。

５０６：俺がドラゴンズドグマで体験した事 ～これ神ゲーだと感じた瞬間～

少し長くなりますが
ドラゴンズドグマというゲームについて書こうと思います。

あえてレビューと銘打たずに体験した事をただ綴ります。

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俺はポーンを3人連れて、とある洞窟を攻略していた。

大事な手紙を運んでいた荷馬車がガーゴイルに襲われ
荷物ごと盗まれたので、それを探し出すという感じのクエストだったと思う。

その洞窟というのが
縦穴の構造で、高い場所から低い場所まで高度差がかなりある。
油断したら落下死する場所だ。

ちょっと初見ではわかりにくい箇所に
目的の荷物がある場所へ至る道があるせいで
かなり迷った。

長時間の探索で消耗し、いつの間にか
メインポーン以外のポーンをロストしていた。
（ポーン＝ＡＩ操作の仲間）

落下死する場所も多い洞窟の為、
サブポーン落下死していたのではないかと思う。

なかなか見つからない手紙。
目的の場所は見えているのに
そこへの道筋がわからない。

少し焦っていた俺は
メインポーンを置き去りにしてでもダッシュを駆使して
洞窟内を行ったり来たり。


そのうち、離れている時に
メインポーンがモンスターに絡まれ窮地に陥った。


・・・・・・救出は間に合わなかった。

全てのポーンをロストした俺は
たった一人残された。

消耗していたため、回復アイテムも残り少なかった。
（たまたま倉庫に全部預けたまま町を出発していたため
そもそもほとんど持っていなかったのだが。）

しかし、これまでずっとポーンと一緒に旅をしていたので
一人旅の緊張感は段違い。
新鮮な気持ちと独力でこなす緊張感がかなり心地よかった。

ここで大事なのは”なりゆき”で一人旅状態になった事。
自ら課した縛りプレイではないのだ。
普通にプレイしてて発生した不測の事態。

でも、そのことが逆に大きいモチベーションになった。
このまま一人で無事にクエストを完了し街に戻る。
面白いやってみよう、と。


どうにかこうにか
目的の郵便物を見つけ、あとはこれを街に戻って依頼主に渡すだけ。
ひとまず安心した俺だったのだが・・・

冒険はまだまだここからだった。


俺は洞窟を脱出した。

が、この洞窟には出入り口が２つあった。

俺は来た方の出入り口とは別の出入り口から外に出たのだ。
理由は単純、こっちの出口の方が近かったから。

外はもう明るくなっていた。
だが朝ではない、おそらく昼だ。
このゲームに時間表示はない。空の様子から自分で判断する。

外に出た俺はまず地図を見て、位置を確認をする。


俺が洞窟に入った方面の出入り口は近いように見えた。
地図上の空白部分（未踏破部分）を通らなければならないが
見た目にはそう遠くないように見える。

これならすぐに元の場所へ戻り、そして街へ帰れるだろうと思った。

結果的にこれは誤算だった・・・地図の縮尺を甘くみていたのか
地形的に迂回する事になったのか記憶が定かではないが
とにかくこの時の見通しは甘かった。


俺は初めて見るその場所を進み始めた。

目の前に泉？のような浅い水溜りがあった。
その先にハーピーが飛んでいるのが見える。

普段見慣れている浅瀬とは少し色合いが違うのが気になったが
俺はそのまま進んだ。

水に足を踏み入れた瞬間
突然視界が奪われた。

そう、それは毒の沼的なアレだったのだ。

視界の奪われ方もヤバイ
アクション性の高いゲームなのに
マジで何も見えなくなる。

とにかく俺はいったん下がった。

しかし、音でわかる。

さきほど遠くに見えたハーピーは俺の存在に気付き
襲ってきたのだ。

HPも半分くらいまで減っていて薬草もない。
ここで無駄に消耗するとまずいかも・・・と嫌な感じがよぎる。

一匹か二匹だったと思う。
数が少ないのが救いだった。

がむしゃらに剣を振ってもカスりもしなかった。
無理はせず動き回りながら盲目の自然回復を待つ。

ハーピー側の攻撃が手ぬるいのもあって
やがて視覚は回復し、事なきを得た。

ハーピーを葬った俺は、ふぅっと息をつき
毒沼を避け、先へ進んだ。


・・・・・・ん？
おいおい、マジかよ・・・
そのすぐ先にはなんとキメラが待ち構えていた。

すでに何回か戦ったことがあるから
先に壊すべき部位などのセオリーはわかっている。

しかし今までとは明らかに違う戦闘の条件。
「ポーンが一人も居ない！」
おまけに消耗しててアイテムもない！

この瞬間、俺は敵をスルーしてガン逃げするのは禁止にした。
禁止は言い過ぎだけど、それはもうほんとの最終手段にしよう、と。
街に戻るまでに遭遇した敵は全部倒す。倒さないと先へは進まない。
・・・実際、このゲームその気になって本気で逃げれば
大抵の敵は振り切る事が出来る。
しかし、俺は自然の成り行きで発生した
このサバイバルゲームを全力で楽しもうと決めていた。

このキメラとガチンコで戦う！倒して生き残る！

キメラとの一対一の戦闘が始まった。

ポーンが居る時とは難易度が圧倒的に違うｗ
というか別ゲーに近い。
ポーンや回復アイテムが充実してると
ゴリ押しでどうとでもなってしまう。

でも今の状況は、そのどっちもない。
限られたリソースどころかほぼ使い切ったアイテム。
（道中で薬草くらい生えてるだろうという見通しもあったのだが
思いのほか早く強敵に遭遇してしまったのだ）

敵の予備動作をしっかり見てガードや避けをしなければならない。
この時、このゲームで
今更になって初めて心がけるようになった。


戦闘は長時間に及んだ。

蛇頭を切り離し、山羊頭を潰す所までは
比較的容易にいける。
そこからが一番手ごわい。

今までポーンという仲間のおかげで
ぬるま湯のような戦闘だったせいか苦戦する。
被弾を避けられない。

少しずつ減っていくＨＰ・・・
距離を置いたりしながら戦っているうちに
だいぶ、戦闘の場所が移り変わっていた。

気が付くと新たにハーピー達が周囲に集まっていた。
キメラと戦闘中だというのにハーピーが数匹増量である。

もうどうやって戦ったかよく覚えていない。
キメラの攻撃がハーピーにも当たるので
何匹かはキメラが殺していた気がする。

とにかく必死だった。

やがてハーピーは残り一匹だけになった。

しかし、俺のＨＰもほとんどあと一発大きいのを貰えば終わる瀕死状態。
だがキメラのＨＰもおそらく1発か2発で落とせるまでに削った。

ハーピーの存在を考えると安易に動けない。
攻撃せずに機会を伺う俺。ハーピーがうざい！
もうダメかもしれない。いつ死んでもおかしくない。

その時

偶然それは起きた。

キメラが足元にある火薬樽を踏んだのだ。
本当に偶然である。

地面に半分埋まっている状態の火薬樽に俺は気付いていたものの
拾い投げて当てるという使い方しか知らなかったため
敵に踏ませるという発想は無かった。


燃え上がるキメラの体。
・・・・・・キメラは力尽き倒れた。

俺は残った一匹のハーピーを倒し、しばし呆然とする。

終わった・・・
最後は締まりのない倒し方だったが
とにかく生き残ったのだ。

・・・日は西に傾きかけていた。

まずい、またこのまま夜か・・・。

俺は気持ちを入れなおして
地図を確認し、先へ走り始めた。

その時、オレンジ色の物体が目に入った。

カボチャ畑である。
いや、畑じゃないな。おそらく野生のカボチャが
いくつかそこに生えていた。

全力でカボチャを採集し、貪りまくる。
ＨＰ回復の効果があったのだ。

採れる限りのカボチャでＨＰを回復した。
瀕死の俺はめちゃくちゃ助かった！
全回復とはいかないがＨＰは8割ほどまで回復した。

束の間の回復タイムを済ませた俺は山道を下り続ける。

やがて周囲は暗くなり、夜が訪れた。
このゲームの夜は本当に暗い。

・・・じきに人口の建物が目に飛び込んできた。
砦？

そこは、女ばかりの盗賊団が根城にしている砦であった。

盗賊は襲ってくる気配はなく、普通に話すことができた。
苦しい旅路の末に辿りついた久々の人が居る場所なので少し安心してしまった。
もっとも、宿泊施設も店もないのだが。
人と話せるだけで安心するなんてかなりゲームに没入している証拠だ。

盗賊長とも話し、とりあえずクエストを受諾しておく。
攻略するのは後だ。とにかく街に帰りたい。

名残惜しいが砦を後にし、岩が剥き出しの山道を下っていく・・・。
右手側が崖となっている。ここから滑落したら即死だろう。

ほどなくして、大きな蠢く生物を確認。
鎧に身を固めたサイクロプスだった。

山道を下るためには、絶対にそこを通らなければならない。
交戦は避けられないだろう。
しかしサイクロプスならまだ倒す自信はあった。
心に余裕を持った状態で戦闘開始。

思いのほか、鎧が厄介だった。
鎧に覆われた部分を殴ってもダメージは通ってないっぽい。

しがみついて攻撃する事も試してみる。

よじ登って頭部にたどり着ければ
兜を脱がせて、そのまま頭部を攻撃できる。

しかし、ポーンの援護がないせいか
なかなかそれは難しい。振り落とされてしまう。

いったん離れてスタミナを回復する。
気を取り直して、また俺は飛びついてサイクロプスの体にしがみついた。

たまたまサイクロプスの左腕部分に付いた。
そこもまた篭手に覆われていて
攻撃してもダメージが通らない部分なのだが
とりあえず攻撃を続けてみると・・・

バシィン！という音とともに篭手が震える。
どうやら篭手にもダメージが入るらしい。
これを繰り返せばおそらく壊せるのだろう。

しかし、これにはもう一つ効果があった。

左腕の篭手にダメージが入る瞬間
サイクロプスは大きく体を右側によろけさせるのである。

「これは！」と思い、繰り返し攻撃を続ける俺。
篭手にダメージが入る度に
サイクロプスは体を右によろけさせる。

その先には・・・・・・崖。

崖際まで追い詰めた俺は更に
左腕の篭手を殴り続ける。

バシィン！
サイクロプスはよろけ、ついに崖から身を乗り出すように倒れ込んでいく。
その瞬間に俺は、これは崖から落ちる！と理解し
サイクロプスの左腕から山道の方へ飛び移る！

・・・・・・間一髪である。

崖際から落ちゆくサイクロプスの腕から山道の方へ飛び移る。
そのシーンは、まるで漫画や映画のクライマックスのようだった。

その時思った。
「これ神ゲーじゃね？」と。

と、↑が一番書きたかった事なので
ここからの話は大幅に省略します。

この直後にも、なんだか異様に強い
スケルトンの剣士が登場（明らかに他の敵よりもＡＩが賢いし装備もカッコイイ）
してガチったり

キメラ再登場（オオカミの群れつき）
で、また必死に長時間戦闘したり

サイクロプスをやり過ごすために
木の後ろに隠れながら移動してたけど結局見つかって戦闘
近くで荷馬車が燃えていたので、おびき寄せて、その炎を踏ませて
ダメージソースとして利用しながら倒したり・・・・・・

とにかく長い長い道のりを経て
ボロボロになりながらも見事生き残り
拠点の街グランソレンへと帰還した俺でした。
そしてメインポーンとの再会と。

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この一連のサバイバルはめちゃくちゃ面白かったです。
ていうかあそこが一番の山場で
もうこれ以上楽しいこと、ドラゴンズドグマで起きないと思います。

事実、燃え尽き症候群みたいな感じで
モチベ上がらずいまだにクリアしてません。
移動が激しくダルいなど不満点も感じるようになってしまって。

この体験で一番重要だと自分で思うのは
「縛りプレイではなく、不測の事態で一人旅になったこと」です。
ＴＶ番組の企画で無人島生活するのと
船で遭難して無人島に漂着するのとでは「体験の質」って全然違いますよね。



とまぁ、「神ゲー」と思った瞬間を
こんな超超長文で紹介したわけですが
この時に刹那的にそう感じただけで
その後もプレイしてて移動がダルかったり
不満点も多かったりでゲームそのものの評価はそれほど高得点ではないです。
ただ、こんな体験をし得るゲーム性というのは素晴らしいと思います。

瞬間だけでも「神ゲー」と思えるような
「体験」を与えてくれるゲームである事は確かです。

上に書いたのはドラゴンズドグマでしか起こり得なかった体験です。
その部分については本当に天晴れと言いたい。

しかし・・・俺はファストトラベル大肯定派ですが
もしこのゲームにファストトラベルがあったら
あの洞窟から外に出た時点で
すぐさまファストトラベルで街に帰ったことでしょう。

もしそうしていたら、この一連の体験は有り得なかったわけです。
キメラとの接戦も、サイクロプスとの死闘も無かったんです。

あの素晴らしい体験を丸ごとスポイルされていたかもしれない。
そう考えると・・・・・・
うーん、少し考えてしまいますよね。

いやそれでもファストトラベル実装は必要だとは思ってますが。
ちょっと考えさせられました。
（もしかしたらファストトラベルよりも更にベターなアイデアが
眠っているのかもしれません。）


そもそも「冒険がしたい」という思いと
「ファストトラベル欲しい」って矛盾してるんですよね。
俺含めゲーマーは両方を欲しがります、困ったものです。

あえて不便にするというのは
もはや時代にそぐわないとは思いますが
快適性や利便性だけを追い求める事によって
失われてしまう情緒や体験は確かに存在するという事を認識させられました。
（なんだかコレって現代社会の他の事にも当てはまる気がする・・・）


ドラゴンズドグマの俺的点数　70/100　
素晴らしい点も多いけど不満点も目立つせいで相殺されてしまう。
80点はいかないかな？

でも「可能性」という評価点があったとしたら、そこは満点をあげたいです。

５０５：『ネトゲ廃人』という言葉の意味

こんなツイートがあった

一瞥して、すぐに違和を感じるこのツイート。

結論からいえばこんなの全くミサワ発言ではないと思う。

廃人という言葉の意味の捉え方が間違っていると思う。

おそらくこのツイートをした方は
廃人＝トッププレイヤー
という意味で廃人という言葉を捉えているのだと思いますが
（それは勿論間違いではないですが）
ネトゲ廃人という言葉には、他にも意味があるんですよね。

廃人＝ゲームにハマりすぎて他の事が疎かになっている人
という意味も、廃人という言葉の持つ代表的な意味です。

つまり
「廃人になっちゃうからやりたくないよ～」という言葉は
ゲームへの誘惑に勝てずに他の事が疎かになってしまい
日常生活に支障をきたしてしまう事を危惧しているんです。
そうやって心の弱い自分を卑下しているだけなんですね。

「この俺様がゲーム始めたらトッププレイヤーになっちゃうだろ？ｗ」
というような意味では誰も言ってないと思います。


まぁこのツイートの裏にある本心は
「MMOやったことない人間が軽々しく廃人なんて言葉を使うなよ
本物の廃人がどんだけ凄まじいか知ってるのか？」
・・・という事かな。多分。

５０４：Amazonガチャやってみた（自力で再現）

なんだかちょっとした騒ぎになっている
Amazonガチャなるもの。
（詳細は各自ググって下さい。）

これ、もしも実際にサービスを利用したらどうなるか
ちょこっと自分で再現してみた。


◆利用させていただいたもの
・ランダム検索機能付きのweb辞書
・Amazon.co.jpの検索

◆手順
・web辞書でランダム検索をかける
・出た単語でAmazon検索
・一番上に出てきた商品が当選商品
予算である4500円をオーバーするようであれば手順を最初からやり直す
・この手順を計4500円付近になるまで繰り返す

（ちなみに元手0円）

で、その結果↓

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『面白そう』と思って万が一登録しても
一ヶ月で目が醒めて解約しそうですね。